施主支給について~リスク~【夫】
夫です。 仕事、勉強、育児等々で忙しく、少し間が空いてしまいました。
今回は、前回の記事で書いた施主支給について、 別の側面として、リスクやデメリットについて書いていきたいと思います。 結構長いので、結論を見たい方は、下から10行程度遡ってご覧ください。
↓前回記事 施主支給について~導入~【夫】 - my_home_2_62
他のサイトなどを見られている方は散々書かれていると思いますが、主なデメリットとすれば 「手間」と「保証」の二つが挙げられるのではないでしょうか。
「手間」については、購入する手間、保管の手間、現場に運ぶ手間の3つの手間があります。 購入の手間については、楽天や一部直営サイトで購入しましたが、 普通の通販と何ら変わらないので、手間とは感じませんでした。
保管、現場への運搬については、少し手間がありました。 特に、食洗器とIHは大型でしたので、なかなか大変でした。 こちらに引っ越す前は、アパート暮らしでしたので、当然保管スペースもなく、 嫁実家のガレージに1~2か月ほど置かせていただいた経緯もあります。 ただ、2LDKのアパートで、一部屋が物置として使えるような環境であれば、外部で保管しなくても 大体はなんとかなると思います。(目安として、食洗器は1㎥、重量30~40kmくらいの段ボール)
なお、我が家は最終的に止めましたが、エコキュートなどの素人での運搬が困難なものを支給されたいとお考えの方については、 現場に直で納めるよう納期管理が必要になるかと思います。 その場合は、早めにハウスメーカーにも相談し、場合によってはハウスメーカーと購入業者間での連絡も必要になるかもしれません。 ちなみに、エコキュートはコストカットの面から言うと、かなり効果が高そうでした。(断念した理由は後半に書いてあります)
以上の「手間」によるデメリットは、コストカットによるメリットと比較すると些細なことと言えるでしょう。
もうひとつのデメリットである「保証」。これについては、少し厄介だと感じています。
三井ホームは30年保証を謳っているだけあり、保証がそれなりに充実しています。 例えば照明関係については、2年間保証がありますので、この間の不備はすべて三井が無償でサポートしてくれます。(ただし、機器や工事不良によるもの)
しかし、施主支給したものについては、当然この保証は受けられません。
工事自体の責任は三井に取り付け費を払っていますので、瑕疵担保責任があり、それに基づいてなんらかの請求はできるでしょうが 資材自体の不備となると、施主であるこちら側の責任になり、一切の保証はありません。 仮に不適切な支給品の設置工事により、機器に過度な負荷がかかり、故障したとしても 設置不備が明らかでないとすれば、ハウスメーカー側に責任を追及することは難しいと思われます。
また、家電なんかは、ほとんどのメーカーが一年保証だけになりますが、 ハウスメーカーが支給した場合には、それ以上保証があるはずです。(三井はすべて二年以上)
正直、保証を受けられないデメリットについては、 現時点で我が家でも判断できないのが本音です。 確実に故障・不良が発生すると決まっているものではないので、 ギャンブル的な側面がかなり大きいです。
では、結論をまとめていきます。
二つのデメリットを書きましたが、施主支給を行う際の持論として、 「ハウスメーカーの保証が受けられなくてもいい、つまり不備があっても 頼らなくてもよいものだけにしたほうがいい」という結論に達しました。
そういう観点から言えば、 IHは施主支給しましたが、実はIHは200Vのコンセントが刺さっているだけで、 取り換え自体は素人でもできるんですよね。(IH DIYとかで検索すると設置されている方の記事がよく出てきます) また、ビルドインタイプの食洗器も支給しましたが、こちらはDIYで交換できるか不明ですが、 最終的に使わないという選択もできます。(水栓と電気を閉じればいいだけ)
一方、エコキュートは候補にあがりましたが、 不備があったときに対処できない、またライフラインとして重要性が高いという点から、 安心を買う意味で三井にお願いをしています。 (結局施主支給品だと、ハウスメーカーのサービスマンにも見てもらえるかわかりませんからね)
以上、かなり長い記事になりましたが、 施主支給によるコストカットは魅力的ではあるものの、 リスクをしっかりと見極めることも重要です。
では、今回はこれで。